症状を気にすればするほど、余計に症状はつらくなる

森田療法で重視していることは、「変えられるものから変えていく」という点です。

たとえば、人前で顔が赤くなって緊張してしまう人は、そういう自分に不安や違和感を抱きます。すると、自分の表情に注意が集中して、より感覚が敏感になり、さらに不安がつのって、いっそう顔がこわばります。

そうなる理由の1つは「思想の矛盾」です。自然に生じる感情を「かくあらねばならない」と考えて、知的におさえつけようとするのです。