最近、私が教えているビジネススクールの応募者が増えている。また、各種セミナーや企業の幹部向けエグゼクティブプログラムも盛況だと聞く。世間では、「経営学を学びたい」という機運が高まっているようだ。

しかし、自らのキャリアアップを目指したかつての「MBA(経営学修士)ブーム」とは質が違うように思える。今なぜ、経営学に関心が集まっているのか。「このままでは日本企業は駄目になる」と考え始めた人が多いからではないだろうか。

ひと昔前だったら、上司の背中を見て学び、それを踏襲していれば順調に昇給・昇格した。経営者も同じで、経営環境はさほど大きな変化に見舞われることはなかった。他社と同じような手を打つだけで、社長の椅子は安泰だった。