同じ質問内容でも、「敬意」のある聞き方かどうかで、物事の進み方や人間関係が変わってくる。シチュエーション別に「聞き方」の記述式トレーニングを用意した。自身の解答と解答例を比べて、日々のコミュニケーションに役立てよう。

質問をするとき「詰問」になっていないか

相手に敬意を持って接することは、それほど難しいことではありません。相手が年長者だったり役職が上であったりすれば、誰でもほとんど無意識に敬意を持っているからです。

ところが相手が年下や部下だったり、気の置けない同僚だったり、自分が発注する立場だったりすると、ついついぞんざいな口調になってしまいます。家族に何か言うときなどは遠慮がありませんから、なおさらでしょう。でもそのせいで、もしかしたら相手は不快感を覚えているかもしれません。