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女性キャスターに「ダンゴムシ」と呼ばれても…ウェザーニューズのおじさん予報士が持つ強烈な"気象愛"
ウェザーニューズの本社オフィスをバックに照れながらポーズを取る山口氏。右上に写っているのは番組撮影スタジオのセット。
インタビュー時、中学生の頃からの気象ノートや新聞スクラップの一部を見せていただいた。これら歴代の紙資料や実家のVHSビデオで録り貯めてきた気象番組のダビングDVD集などは、自宅のひと部屋をそっくり使って保管・整理され、必要時にはすぐ参照できるようになっている。(撮影=プレジデントオンライン編集部)
最近自作した雨量計。基本的な原理は、気象庁などが使うプロ仕様の計測器と同じだ。材料はホームセンターなどで調達。
中2時、運命的な出会いをして購入した理科年表。以降毎年買い続けている。
アーチェリー部時代の思い出を語る山口氏。部活動や友人との付き合いをおおいに楽しんだ一方、時にサボりつつも気象記録は続けていた。
こちらは、ウェザーニューズ入社後に自作した地震計の記録紙。一から設計し組み立てることで、プロユースの計測装置における工夫点や盲点が見えてくることもあるという。
3回目の気象予報士実技試験の際には、中学時代から続けてきた克明なデータや天気図の記憶が彼を合格へと導いた。
現在の職場では最新のあらゆる気象データにアクセスできるが、過去事象についてはインターネットより自宅の紙データの方がより迅速に、より詳細に情報を得られることが少なからずあるという。
製薬会社からの転職時には、ウェザーニューズに一世一代の猛アタックをかけたと振り返る。
ウェザーニューズへの入社当初は、ひまわりもアメダスも見放題という職場環境に感激したという。
同社所属の解説員には珍しく、山口氏は「ウェザーニュースLiVE」への出演専任。
視聴者が理解しやすい、平易な言葉での気象解説を心がけているという。
気象・地象に関する新聞記事のスクラップも、中学時代からのものが揃っている。こうした資料や記録のひとつひとつが、震災時にいち早く警戒を呼びかける上での礎になっている。
解説員の中では地震関係の第一人者の立場にあるだけに、いざ震災が発生して出演要請がかかれば1年365日24時間、いつでもスタジオに駆けつける覚悟でいる。
「ウェザーニュースLiVE」への山口氏の登場時間帯は早朝から深夜まで日によって異なり、コンビを組むキャスターは3時間ごとに交代する。「今日ぐっさんは登場するのか?」「誰と一緒なのか?」は、番組ファンの大きな関心事だ。
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