【金融】管理職には昔以上にマネジメント力が求められている。その背景の1つにはコンプライアンスを含めた管理の仕事が増えていることがある。メンバーに目が行き届かないといけないし、部下の仕事に対する責任の範囲が広がり、管理項目が多くなっているのは確かだ。目標を達成するだけでは済まされない状況になっている。

【IT】課長、部長にしてもマネジメントの役割というのは、最終的に部下の責任を引き受けることができる人だ。自ら責任を取る覚悟を持ちながらマネジメントに専念できる。そのためには自分が手や体を動かしてでもミッションをやり遂げる人でなければ務まらないと思うね。

【食品】今ではマネジメントできないやつは出世は無理。プレーイングマネジャーというのは聞こえはいいが、言い訳や逃げ口上で使われることが多い。

【電機】プレーイングマネジャーというのはもはや死語だ。この言葉は、かつて管理職になった途端、仕事は部下に任せっきりで、夜は交際費で遊び回っている人たちに対する警鐘として使われた。プレーイングマネジャーが当てはまるのは、営業も管理もやる中小企業の管理職だけだ。

【化学】まあ、課長レベルはプレーイングマネジャー的要素も多少入るかもしれないが、部長、事業部長クラスがプレーイングマネジャーと言ってはいけない。経営的視点で判断し、結果に責任を持つことが求められている。

【IT】課長レベルであれば、業務に精通し、豊富な経験がある人が昇進に有利だが、部長クラスは関係ない。知識や経験よりも与えられたミッションを完遂できる力があるかどうか。彼なら間違いなく結果を出してくれるだろうという信頼が置ける安定感のある人だ。