保冷剤を常温で溜め込んでもしょうがない

ケーキやアイスを買った時につけてもらう保冷剤。冷凍庫内で収まっていればいいですが、冷やしていない状態のものを溜め込んでいませんか? キッチンの吊り戸棚の中に保冷剤のストック場所を作り、そこに未使用のものを溜め込んでいるお宅もありました。

保冷剤は災害時に使えるため、ある程度の量は持っていてもいいでしょう。電気が止まってしまっても、冷凍庫の中に保冷剤が入っていれば、そのまま食べ物を冷やし続けることができるからです。ただし冷凍庫からはみ出るようならば、明らかに持ちすぎです。

もらってくる保冷剤は、どんどん使い倒してしまいましょう! 特にミニサイズの保冷剤は、使い方によっては冷蔵庫以外の場所でも大活躍してくれる、便利グッズなんです。

「使い捨ての熱中症対策」として使う

近年、日本の夏は暑くなり、熱さやだるさを感じる期間も長くなってきていますよね。自宅から少し外に出て歩くだけでも、熱中症に注意を払わなければならないレベルです。

小さめの保冷剤が増えてきたなと感じたら、私はハンカチで包み、夏場の外出の際に携帯して、手のひらを冷やしたり、首元に添えるなどしています。外を歩いているわずかな時間で溶けてしまうので、「一度の外出で引退」と決めて、潔く処分しています。キッチンに冷やしていない保冷剤を大量にストックしている方は、ぜひ試してみてください。

ただし「熱中症対策のために」保冷剤を溜め込むのは本末転倒です。これはあくまでも“持ちすぎた分”を、再利用しながらお別れするための、ひとつのテクニック。今はコンビニで凍ったお茶なども売っていますので、保冷剤だけに頼らなくても、夏場の熱中症は、さまざまな方法で回避することができます。