「次の世代の天皇のイメージがまったく浮かんでこない」
それに懲りて、妹の佳子さんには自由な交際はさせないとしようとしたが、佳子さんが反発したのだろう、現在は別居状態である。
そして悠仁さんの教育にも一貫性がみられない。先の保阪氏もこういっている。
「悠仁さまの教育は迷走していると言わざるを得ません。本来、天皇教育は、宮内庁が基本方針を決めて行うべきもの。ですが今、宮内庁が統一された方針のもとで悠仁さまの教育にあたっているとは思えない。結局、紀子さまお一人がやきもきしておられ、結果として方向性がバラバラになっているように見受けられます。そのため、次の世代の天皇のイメージがまったく浮かんでこないのです」
皇位継承順位第1位の秋篠宮は、かつて即位拒否ともとられる発言をしているが、その真意を未だに説明していない。
紀子さんが、悠仁さんを東大に入れることを最優先にしているのであれば、父親として、秋篠宮はそれについてどう思っているのだろうか。悠仁さんの帝王教育について、次の11月30日の誕生日会見で、自分の考えをはっきり語ってほしいと思うのは、私だけではないはずだ。
実は、悠仁さんにはもう一つお金の問題が“勃発”しているのだ。
皇族費に対する世間の目は年々厳しくなっている
女性自身(8月20・27日号)が、「皇室経済法によれば、悠仁さまには“独立の生計を営まない未成年の親王”として年額305万円が支給されてきた。それが成年になられることで、3倍となる」と報じたのだ。
宮内庁は女性自身に対して、「令和6年度の悠仁親王殿下の皇族費の年額は660万円です。令和7年度の皇族費の年額は、915万円となる予定です」と回答している。皇族費には所得税もかからず、国の会計検査も行われないという。
小田部静岡福祉大名誉教授は、
「悠仁さまの皇族費が増えることを機に、皇族費のあり方や使途についての批判が生まれる可能性もあると思います」
と語っている。
秋篠宮邸の改修費用が莫大になり、事務棟などとして使われる予定だった旧仮寓所で佳子さんが一人暮らしをするなど、庶民の金銭感覚からかけ離れた秋篠宮家の暮らし方にも批判がある。
そんな中、悠仁さんに1000万円近い皇族費が支払われるというのは、新たな秋篠宮家バッシングにつながるかもしれない。
暮れなずむ夏の夕日を眺めながら、秋篠宮はこう独り呟いているかもしれない。
「秋篠宮はつらいよ」