もちろん、大量パックでもきれいに使い切れるならメリットはある。しかし、「割安だから」という理由だけで飛びつくのはやめたほうがいい。

自分が管理しやすい分量、つまり我が家の適量を適価で買って使い切るほうが、お金もスペースもムダ遣いしなくて済む。2人家族なら、スーパーで冷凍食品を買うより、コンビニで少量入りの方を選んだ方が、かえって安く済むだろう。

大事なお金を「死に金」にしないために

「迷う理由が値段なら買え、買う理由が値段なら止めておけ」という言葉を耳にしたことはあるだろうか。

自分が欲しいものが予算オーバーだった場合、安いもので妥協しがちだが、やはり満足できず、すぐに手放したり全く使わなくなったりして結局ムダな買い物になるという教訓らしい。お金を使う以上、後悔だけが残るとしたら、それは「死に金」になってしまう。

もちろん、安さがすべて悪いわけではない。全てのものが値上がりする現在、安値自体が価値を持つ。だからこそ、その安さの根拠・理由はなぜなのか考える癖をつけたい。なるほどと思える理由があれば、その安さは満足度をより高めてくれるはずだ。

逆に道理に合っていない安さは、それこそ「安物」であり、満足どころか後悔の元になるだろう。

使えるお金は有限だからこそ、配分のメリハリが大事だ。自分なりのお金のかけどころと、かけなくてもいいところを明確にすることが、満足度を上げる「高コスパ消費」のカギになる。

写真=iStock.com/mapo
※写真はイメージです
関連記事
「本当のお金持ち」は"定期預金"に見向きもしない…お金が貯まらない人に共通する「夏のボーナス」の使い道
「お金が貯まらない人の玄関先でよく見かける」1億円貯まる人は絶対に置かない"あるもの"
お金が貯まらない家のキッチンには決まってたくさんある…片付けのプロに聞いた夏前に撤去すべきもの
「開放感あふれるリビングのある家」は絶対に後悔する…建築士が断言する「おすすめできない間取り」のワケ
ポスト岸田「1位石破茂、2位上川陽子、3位小泉進次郎」は大ウソ…自民党支持者だけに聞く「次の首相」ランキング