ファミリーが住むなら港区より中野と考える理由

新宿や、渋谷にもタワーマンションはありますが、これらの街は多くの人が集まる繫華街であり、住宅が中心ではありません。住むにあたっても良いことばかりではなく、環境や治安など不安な面もあります。

一方、中野には商業施設やコンサートホールもあり、各種学校も集まっていて、衣食住すべてがそろう街、中野だけで生活が完結する街へ変貌する予定です。特にファミリーには非常に住みやすい街だと思います。

そういった、港区や新宿・渋谷にはない中野の魅力に惹かれて、多くの人がこれから流入してくることになります。

そうした新規流入者が、これまでの中野住民とは違う層を形成することになります。

新しい住民に向けたお店もできるでしょうし、JR中野駅周辺の経済活動がこれからますます活発になっていくと予想されます。

写真=iStock.com/TATSUSHI TAKADA
ファミリーが住むなら港区より中野(※写真はイメージです)

中野は「武蔵小山」のようなイメージに

イメージ的には東急目黒線「武蔵小山駅」周辺のような発展が期待されます。武蔵小山はもともと地元民に愛される商店街があったところに、駅周辺の再開発でタワーマンションが建設され、伝統的な街の良さを残したまま、近年変貌を遂げた街です。

中野も同様にこれまでの良さをとどめたまま、新たな発展を遂げていくと思われます。

中野の不動産価格も、ますます評価が上がるでしょう。

これまでは新宿近郊の中央線沿線の街として価格が設定されていましたが、今後は都心5区(港区、中央区、千代田区、新宿区、渋谷区)並みに評価されるのではないでしょうか。