耳を使った「ながら学習」がおすすめ

金持ち思考法2
「座学」はムダ! 行動しながら必要な情報だけ集める

行動する前の座学に時間をかけすぎるのは、ムダです。自分の課題意識と関係がないものは、どんなに大事なことでも記憶に残りません。まずは行動しながら、改善のために必要な情報を探すのが効率的なインプットです。

とはいえ、ピンポイントで自分の求める情報にたどり着くのは難しいため、それなりのインプット量を確保する必要があります。おすすめは、耳を使った「ながら学習」です。私が実践しているのは、ビジネスや経済に関するYouTube動画を1.5倍速で聞き流すこと。日常生活を送りながら、並行してシャワーのように情報を浴び続けるのです。新たな習慣を身につけるのは難しいものですが、ながら学習であれば労力がかかりません。通勤時はもちろん、歯を磨きながら、筋トレしながら情報収集をすることができるのです。

インプットの代表格である読書においても、ムダを省くことは可能です。私は1冊にかける時間を30分と決め、高速読書を実践しています。いわゆるスキミングという方法で、自分が必要とする部分だけを拾い、他の部分は読み飛ばします。読書の利点は、読みながら大事だと思ったことをメモし、あとから参照できる点です。メモをもとにすぐに行動に移せば、知識の定着も図れます。この読書法が身につくと、書店に並んでいる無数の本はすべてあなたの武器に生まれ変わります。

お金持ちは欲望に正直

金持ち思考法3
お金を稼いでどうしたいのかを具体的にイメージする

「ラクをしたい」「働きたくない」という気持ちだけではモチベーションが続かず、結局お金持ちにはなれません。

私が知る経営者や、億単位の収入を得ている人たちは、自分の信じる道を突き進む力を持つと同時に、欲望に正直であるという共通点があります。

一方で、行動のための一歩を踏み出せない人々は、そもそもお金持ちになって何がしたいのかを明言できない人が多いのです。

まずは欲望に正直になってみましょう。お金持ちになって、自分がどう変わりたいか、誰を幸せにしたいのか、何を手に入れたいのかまで具体的に突き詰めるのです。

目標は「子どもに良い教育を受けさせたい」でも「家族と海外旅行に行きたい」でも何でもOK。もっと正直に「高級車が欲しい」でも「モテたい」でも構わないのです。

実現したいことが思い浮かんだら、紙に書いて、達成した自分を五感でイメージしてみてください。たとえば、資産を築く以前の私であれば、豪華なタワーマンションの最上階に住む自分を頭の中に思い描きました。あなたが思い描いた「お金持ちになった自分」のイメージは、心地よく感じられますか? 心地よいと認識できれば、イメージと現実とのギャップを脳が埋めようとして、モチベーションが生まれるはずです。

イメージをより鮮明にするために、憧れの高級リゾートホテルや、手に入れたい車を見に行くのもいいでしょう。尊敬する成功者に会いに行くのもおすすめです。私が高級マンションを見て衝撃を受けたように、強い動機づけになりえます。

手に入れたいもののイメージと動機が明確になれば、お金持ちへの最初の一歩を踏み出すことができます。さらに、やるべきこと、やらなくていいことを仕分けられるようにもなります。まさに「選択と集中」で、人生における限られたリソースをフル活用できるようになるのです。