歩道も車道もデタラメに走る、という未来
LUUP社によると、今冬のリリースを目指しているのだそうだ。
思えば、これ、リリースされないわけがなかった。一般への市販としては「完全合法!」「車道も歩道もスイスイ!」とか言って、すでにネットで売られているのだから。
ならばとばかり、今後はシェアモビリティとして大量にばらまかれるわけだ。それが数カ月先の未来。
だが、こんなものが、普通の顔をして大量に出回ることに危惧はないのか。私は危惧する。実に危険、かつ迷惑だ、と。
私が予想するのは、今後、無免許、ヘルメットもかぶらず、交通法規も知らない連中が、歩道も車道も右も左もデタラメに走る、という未来図だ。
どうしてそれが予想できるかって? 簡単。電動キックがすでにそうなりつつあるからだ。
ヘルメットをかぶったLUUP乗りはほぼ皆無
たとえば、LUUP社の公式ウェブサイトやプレスリリースに掲載されている写真は、すべての電動キックがヘルメットをかぶっている。
しかし、実際にヘルメットをかぶって電動キックに乗る人を見たことがあるだろうか。ないよ。私だって、ヘルメット電動キック乗りなんて、私以外に見たことがない。
だって、LUUPにヘルメットは付いてないし、ポートにもないし、ヘルメットを持ち歩いて電動キックに乗る人なんてほぼいないから。