色が薄い醤油ほどしょっぱい

先ほどご紹介した5種類の醤油を味の濃い順に並べると、溜醤油・再仕込醤油・濃口醤油・淡口醤油・白醤油の順になります。

村井裕一郎『ビジネスエリートが知っている 教養としての発酵』(あさ出版)

醤油の紹介サイト「職人醤油」では、醤油をワインにたとえています。

濃い醤油は赤ワイン、薄い醤油は白ワインを想像すると、料理の合わせ方のイメージも湧きやすくなります。

薄い醤油ほどしょっぱさ、濃い醤油ほどうま味がそれぞれ強くなる傾向があり、例えば白醤油は野菜や白身魚のムニエル、だし巻き卵などによく合います。

一方、濃い醤油は、肉料理や生魚など味が濃かったり、香りの強いものと合わせると良いでしょう。

真ん中の濃口醤油は万能タイプと言えます。

詳しくは、「職人醤油」内の「醤油の説明シート」が、大変優れています。ぜひ参考にしてみてください。

写真=iStock.com/cosa4
薄い醤油ほどしょっぱさ、濃い醤油ほどうま味が強くなる(※写真はイメージです)
関連記事
【第1回】「味噌汁は加熱するから酵素が死んでしまう」は二重に誤解している…発酵食品が健康にいい本当の理由
3位はホウレン草、2位は春菊、1位は…同じ緑色でも栄養素がケタ違い「老けない最強野菜」の名前
人間は「カップラーメンだけ」で生きていけるのか…生物学者が考える「食べること」の本当の意味
「梅干しは健康に悪いから食べない」は間違っている…「疲れが取れない」という人が不足しがちな意外な栄養素
「タンパク質をとるのにこれに勝るものはない」医師・和田秀樹が高齢者に強く勧める食材の種類