「自分に合わない菌」を無理にとる必要はない

3 Reinoculate(植え付け)

腸内環境(腸内フローラ)を整えるために、ビフィズス菌や乳酸菌、オリゴ糖などを腸に植え付けることです。

乳酸菌というと、ヨーグルトを真っ先に思い浮かべるかもしれませんが、副腎のためには乳製品はおすすめできません(理由は次項で説明します)。

写真=iStock.com/kaorinne
副腎のためには乳製品はおすすめできない(※写真はイメージです)

また、お腹には発酵食品がいいからと、みそやしょうゆ、キムチなどの発酵食品を積極的に食べている人がいます。

それで調子がよければいいのですが、お腹が張るなど、自分に合わない菌なら無理にとる必要はありません。

「乳酸菌のとりすぎ」で渋滞が起きる

乳酸菌のとりすぎには注意してください。とくにご高齢の方に多いのですが、お腹の具合が悪いと、つい乳酸菌入りの整腸剤を常用してしまいがちです。

しかし、それがたとえいい菌であっても、増えすぎると体のなかで渋滞を起こします。

口から肛門までは一つのホースだとお伝えしましたが、ホースのなかで渋滞が起きると、どうなるでしょうか。

どこかを刺激するとドバッと水が出てきますね。

それと同じで、高齢者の方で腸内にフローラがあふれすぎると、逆流性食道炎を起こす場合があるので注意が必要です。

若い人に比べて胃酸が減っていますから、よけいリスクが高くなるのです。

4 Regenerate(更生させる、よみがえらせる)

腸をよみがえらせ、いい状態を継続していこうという考え方です。

いらないものを入れず、消化吸収のいい状態を保つことです。