ほとんどの男性が「包み込むような優しさ」を求める

「理想の女性のタイプは?」と質問されて、「母親のような人」と答える男性が多いのは、子供の頃に体験した母親の優しさが「いい記憶」や「楽しい記憶」として残っているからです。

本人に自覚があるかどうかは個人差がありますが、ほとんどの男性は幼児期の母親体験が女性の好みに色濃く反映されています。

男性の場合、ある年齢までは、言葉が悪いですが、女性に対して「落とす」という感覚を持っていますから、「高嶺の花を落とした」とか、「こんな可愛い子を手に入れた」と気分が高揚することもありますが、それは結婚するまでの話です。

結婚したら、家に帰ったときくらいは、ホッとしたいとか、リラックスしてくつろぎたいと考えますから、これまた自分勝手な話ですが、気を遣わなくて済むような、ちょっと気が利くタイプの女性を求めるのが一般的です。

家庭内にクールビューティーな女性を求める人はそれほど多くはなく、ほとんどの男性が「包み込むような優しさ」を持った女性が理想と考えています。

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女性が求めるのは優しい人ではなく、優しくされること

テレビや女性誌などのアンケート調査で、「好きなタイプの男性は?」と聞かれると、ほとんどの女性は「優しい人」と回答しています。

最近では、「一緒にいて楽しい男性」という答えも増えているようですが、今も昔も、多くの女性にとって「優しい男性」はつねに人気の上位を占めています。

女性が考える優しい男性とは、どんなタイプを指すのでしょうか?

女性が口にする「優しい」は言葉のアヤで、世の男性は、それをどう解釈すればいいのか、戸惑っているように思います。

優しい男性というのは、誰にでも優しかったりするため、浮気癖があったり、上辺だけの優しさを振りまくタイプの可能性があります。

自分だけに優しい男性であれば、ある程度はに落ちますが、「この人は、私にだけ優しい」と思えるような男性というのは、一歩外に出ると意外な強面こわもてであったり、DVの傾向を持っていることもあります。

女性が求める「優しさ」は、男性ほど単純ではないため、一筋縄ではいかないものがあるのです。

優しさというのは、あくまで本人の受け止め方ですから、女性は優しい男性が好きなのではなく、「優しくされること」が好きなのかもしれません。

女性が関心を寄せるのは、「男性がどのような優しさを、自分に示してくれるのか?」という、優しさの表現方法にあるように思います。

強引だったり、下心がありそうな優しさを示されると、それだけで怖くなったり、警戒する気持ちが芽生えます。

他に好きな男性がいる場合には、どんなに心がこもった優しさであっても、それを面倒くさく感じてしまいます。

女性が優しいと感じる男性には、共通するような特徴がなく、その感じ方にも個人差があります。

女性にとって、「どんな男性が優しい人なのか?」という明確な基準は、おそらく存在しないように思います。