「ヨガの逆立ちポーズ」で眼圧が急上昇
適度な運動は緑内障の悪化防止に効果がありますが、運動の種目や方法によっては、眼圧を上げ、緑内障リスクを高める可能性があるものがあります。
逆立ちのように頭が下になるような動作は、眼圧を上げてしまいます。
ヨガで頭を床につけて腕で体を支えて逆立ちになるポーズをとると、眼圧が15mmHgから30mmHgに上がったという報告もあります。
ヨガや瞑想は心身の安定をはかるためには効果的ですから、ポーズに注意して行ってください。
また、呼吸を止めてぐっと力を入れるようなトレーニング(ウエイトリフティングなど)は、眼圧が急上昇するため避けたほうがよいでしょう。
適度な筋トレにとどめるほうがいい
ただし、筋力は健康維持のためには必要ですから、年齢や体力に合った適度な筋トレは続けてください。
水泳は健康のためにとてもよい有酸素運動ですが、ゴーグルをきつく着けると眼圧が上がるという報告があるので注意が必要です。
外せば眼圧は元に戻るので、きつくしすぎないようにし、休憩するときに外すようにするとよいでしょう。
急にイライラしたり興奮したり、怒鳴ったりすると眼圧が急上昇します。
職場や家庭で興奮して大声を出すような事態は、する側とされる側の双方にとってよいことはありません。
日常の中にあるイライラのタネに直面したときは、カッとしないように、1拍置いて深呼吸し、少し距離をとりましょう。
イライラのタネを解決しようとしても、簡単ではないでしょうし、むしろイライラがつのるかもしれません。うまく避けたり、その場から逃げたりするほうが得策です。