食費2万円、交際費1.5万円、その他1.5万円で計5万円。それぞれ無理のない設定のはずなのに、いざ蓋を開けると、なぜか毎月赤字に。ヘソクリを切り崩したり、大切な本やゴルフクラブを売るなど、涙ぐましい努力をしながら、小遣いのやりくりをしているサラリーマンも少なくないはずだ。
どうして小遣いは自分の予定どおりにいかないのか。ファンクショナル・アプローチ研究所代表の横田尚哉氏は、「小遣いにはリスクがある」と指摘する。
「プロジェクト管理では、時間リスク(イベントの不確実性)を織り込んで余裕を持ったスケジューリングを行います。不確実性があるのは、小遣いも同じ。たとえば食費2万円という設定も、ときには1万6000円で済む月があったり、2万2000円になる月もあるはず。こうしたばらつきこそがリスクであり、本当は小遣いもリスクを考慮したうえで妥当な額を設定すべきなのです」
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(葛西亜理沙=撮影)

