「金銭感覚を戻すのに苦労した」という声も
11月15日に行われた12球団合同トライアウトには、2016年新人王の高山俊外野手(元阪神)や、2015年ドラフト1位の高橋純平投手(元ソフトバンク)ら59人が参加も、NPB球団に支配下登録で復帰した選手は11月終了時点でゼロと狭き門。
引退後に監督やコーチとして現場に残れるケースはごく稀で、ほとんどは球界から離れ、セカンドキャリアの場を探し求める。「金銭感覚を戻すのに苦労した」「乗っている外車を売らないとやっていけません」といった声も多く聞く。
野球の道のみを極めることは決して否定されるべきではないが、セカンドキャリアとは表裏一体。その事実から目を背けず、現役時代からしっかりとした対策が必要になる。