「夢」と「安定性」を天秤にかける選手たち
同学年の山本由伸投手(宮崎・都城高)はオリックス4位指名ながら、日本を代表するエースへと成長。ポスティングシステム(入札制度)を利用して移籍を目指すメジャーリーグでは、数百億円規模の契約が予想される。
ドラフト順位に関係なく、活躍によって年俸は青天井で上がっていくが、そういった選手は一握りの世界。そもそも、1位と6位では、契約金や年俸から差をつけられ、与えられるチャンスの回数も違ってくる。山口さんのように、プロで夢を追うよりも、日本の大企業であるJR東日本に入社したほうが、将来の安定性という点でははるかに上だろう。
今年のドラフトでは、高校通算62本塁打の真鍋慧内野手(広島・広陵高)、東京六大学リーグの名手・熊田任洋内野手(早稲田大学)が3位までの順位縛りをした。結果的に2人とも指名されることなく、真鍋選手は大学進学、熊田選手はトヨタ自動車に進むことを表明している。来年以降も、自らの将来の“保険”として、順位縛りをする選手が一定数出てくることが予想される。
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