アレルギー性鼻炎と寒暖差アレルギーは見分けられる

アレルギー性鼻炎と、寒暖差アレルギーのような非アレルギー性鼻炎を正確に判断するには、アレルギー検査も有効です。

日本人の2人に1人は何かしらのアレルギー疾患を持っていると言われますが、ご自身が何にアレルギー反応を示すのか、把握できていない方も多くいらっしゃいます。そこで、アレルギー検査を行うことにより、ご自身のアレルゲンをより正確に特定することが可能です。

アレルギー検査にはいくつか種類があり、「MAST36」や「View39」、「MAST48」などがあります。

「MAST36」は、アレルギー症状の原因アレルゲンとして多い36項目が一度に測定できる検査です。

「View39」では、MAST36には含まれない食物系(サバやリンゴ)と昆虫系(ガ、ゴキブリ、ヤケヒョウダニなど)が加わります。

最新のアレルギー検査「MAST48」では、特定原材料7品目(加工食品への原材料表示義務のある卵・乳・小麦・落花生・エビ・カニ・ソバ)を含む食物系24種類に加え、通年性のハウスダスト関連11種、季節性の花粉症関連13種を検査することが可能です。(ミナリスメディカル「マストイムノシステムズⅤ【MASTⅤ・マストⅤ】」)

写真=iStock.com/AntonioGuillem
※写真はイメージです

アレルギー検査は、医師が必要と判断した場合、保険が適用されます。多くの方は何らかのアレルギー症状を感じアレルギー検査を希望するため、基本的には保険が適用されると考えておいて良いでしょう。

ご自身のアレルゲンを特定できれば、アレルゲンとの接点を最小限に抑えて生活することができます。アレルギー症状を悪化させないためにも、アレルギー反応を自覚している場合はなるべく早くアレルギー検査を受けることをお勧めします。

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