朝マックと図書館以外に自分の居場所をつくれ

当時はまだ30歳そこそこだったからいいが、40代、50代で誰からも必要とされていないと自覚するのはやっぱりへこむよな。

1週間、いや1カ月くらいはお忍びのバケーションで誰にも知られず、誰からも必要とされない場所で過ごすのも心身のリフレッシュにはいいと思う。でも、それが永遠に続くと思うと。まるで孤独な子どもみたいだよね。

何もすることがなくて、とりあえず外に出てみたものの右も左もわからない。結局、頼れるのはお父さん、お母さんだけ。そうなったら外出も怖くなり、ひきこもることしかできない……。

蝶野正洋『「肩書がなくなった自分」をどう生きるか』(春陽堂書店)

そんな老後は絶対に嫌だと思っていても、気づけば朝マックでコーヒー1杯だけで何時間もねばっていたり、図書館で開館から閉館まで活字を追い続けたり、家の光熱費を抑えたいためにスポーツジムに居続けたりしているかもしれない。

それぞれひきこもらずになにがしかのアクションを起こしているからまだいいけれど、やっぱり誰かと会話したりコミュニケーションをとったりしていないと老いるスピードは加速する。

あの長州さんも、そろそろ朝マックデビューかもしれないね(笑)。

とにかく、社会との関わりを第二の人生でもちたいなら社会貢献がおすすめだ。俺の消防団活動や国際支援活動に協力してくれるのだって大歓迎だよ。

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