欲しいものが必要なものと勘違いする

「必要なものとは、生活をしていく上で必要不可欠なもの。欲しいものは、なくても生きていけるものだ。多くの人は、欲しいものが必要なものと勘違いする。(略)欲しいものが出てきたら、一週間待ちなさい。それでも欲しいものは、もう一週間待ちなさい。それでも欲しければ、そこで買ったらいい」(本田健『ユダヤ人大富豪の教え』/大和書房)


「必要なもの(ニーズ Needs)なのか欲しいもの(ウォンツ Wants)なのかを分けて考えるのがポイントです。『ニーズ』と『ウォンツ』を区別することで、賢い消費生活を送ることができます」(黒田尚子『お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか』/日本経済新聞出版)

マネー本がすすめる「変動費を減らすコツ」を抜粋して紹介します。

藤吉豊、小川真理子『「お金の増やし方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』(日経BP)

◆変動費を減らすコツ
・意味のない飲み会や外食を減らす。
・必要がないなら、コンビニには立ち寄らない。
・買い物の回数を減らす。食材は、安いときにまとめ買いする。
・図書館を利用する。
・お弁当や飲み物を持参する。
・日用品の購入は会員割引のある店を活用する。
・リユースショップやフリマアプリを活用する。
・お金がかからない趣味、娯楽を見つける。
・スポーツジムには入会せず、公共施設を利用する。
・セール価格になるまで待つ など。

人間はあればあるだけお金を使う

「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」という法則(パーキンソンの法則)があるように、人間はあればあるだけお金を使う傾向にあります。

「お金が余ったら貯蓄や投資をする」という考え方では、毎月の貯金額(投資額)にバラツキが出る上に、出費が多い月には貯金や投資にお金を回せなくなります。

したがって、「貯蓄分や投資分を先取りし、残ったお金で生活をする」ほうが、お金を増やすことができます。

「『振り込まれた給料で1カ月間生活して、残ったお金を投資にあてよう』と考えている人もいると思います。そういう発想だと、間違いなく計画は頓挫します。(略)給料が入ったら、まずは投資資金を確保しましょう」(長期株式投資『オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資』/KADOKAWA)


「貯金のお金を先取りする方法は、『pay yourself first(まず自分のためにお金を使う)』と表現されることもある。貯金は自分のためだということを思い出させてくれる言葉だ。貯金のお金は最初からないものと考えれば、使いたい誘惑に打ち勝つのも簡単になるだろう」(アンドリュー・O・スミス『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』/SBクリエイティブ)
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