頼むも引き受けるも最後は心意気
③ 最後の5分を使ってついでに頼む
1時間の商談をするとしたら、本命は最後残り5分になるまで相手に示しません。55分は相手の様子を見て、「重たいな」と感じたらその場では話さない。いけると思ったら、「ちょっと時間がないんですけれど、これどうですかね」とチラ見せ。「いいですねー」と興味を示されたら、「じゃ今度提案していいですか」とすかさず話を進めます。
このようなテクニックがあるにはあるのですが、頼みごとは“心意気”というのが実は私の本音。熱量を感じたら仮に金額が安くても私はすべての仕事を引き受けますから。逆も然りで条件がよくても熱量を感じない仕事は受けません。
仕事を頼むときは、「もう頼まないといけないから頼んでいる」わけですよね。仕事の依頼にはそういう側面がある。
貸し借りではないけれど、頼み込まれて「まあええわ、やったるわ」みたいなノリでコトが決まり、無理言って引き受けてもらえた側は「何かあったら言ってください、うちもやれることやりますから」と、本気で言うでしょう。その後この関係性のなかで何か頼まれたら、多少無理しても引き受けますよね。
心を込めてお願いするというのはどんな頼みごとであっても必要なことだと思っています。
テクニックはあるが、頼むも引き受けるも最後は心意気。心の込もらない依頼は生産性ゼロ