スキルはなくてもOK! チェックすべき便利ツール4選
例えば、「作るハードル」を解消するツールの一つが「Midjourney(ミッドジャーニー)」です。ミッドジャーニーは、AIが説明文やキーワードとインターネット上にある絵を結びつけ、画像を生成してくれるサービスです。
簡単にいうと、自分で絵を描かなくても、「こういう絵を描きたい」というイメージをちょっとした言葉で伝えると、それに合った絵が自動で生成される技術です。「絵を描く」という技術を持っていない人でも、簡単に「絵」というコンテンツが作れてしまうのです。
ほかには、文章の自動生成をする「GPT-3(ジーピーティー - スリー)」というツールがあり、欲しい文章のタイトルや要約だけを入力すれば、それに基づいてAIが長文を作ってくれます。こちらも同じように「文章力」などなくても、「文章」というコンテンツが作れてしまいます。
クリエイターエコノミーでは、こういった「作る技術などなくても高品質のものが作れる」テクノロジーが次々に出てきているのです。「とはいえ、仮に作れても、収入源になるような値段で売れないでしょ?」と思う方もいるかもしれません。
そんな「売るハードル」を解消しているツールに、「Fanhouse(ファンハウス)」というプラットフォームがあります。これは個人がコンテンツを有料で提供することを助けるサービスです。買い手に対して、月額課金を取ることもでき、個人が稼ぐことができています。
また、趣味としてやっていたことが、大きな収入源として売れる例もあります。それが、会員制のオンラインスクール(講座)を個人が作れる「Maven(メイブン)」というプラットフォームです。このサービスによって1対1のオンラインレッスンを開催したり、レッスン動画や教材などを配信したりできるようになっており、海外では普通の会社員でも、趣味で培った知見を人に教えることで、収入源にしている人が増えています。
これらはたくさんある例の一部にすぎませんが、クリエイターエコノミーではこのようなテクノロジーが次々に出てきており、多くの人が「パラレルキャリアを持つのが当たり前」の世界になってきているのです。