キャンパス内アルバイトで500万円は工面できる

学費を稼ぐために、ほとんどの学生はアルバイトをします。国によりますが、キャンパス内でのアルバイトは合法的に許されています。

月10万円をアルバイトで稼ぐと、年間約120万円になりますから、4年間で約500万円になります。だいたい、月10万円稼ぐのに、月15日働いたとして1日3時間です。たぶん日本の大学生のアルバイト時間より短いです。

勉強時間も授業以外に1日3~4時間確保しなければなりませんから、これくらいが限度です。まず、500万円くらいは自分で現地で稼ぐということです。プラスに、生産的に考えましょう。アルバイトで英語も上達し、友達もでき、社会経験もできますから、とてもおすすめです。

そして多くの学生が、返済不要の奨学金にチャレンジします。

成績を高く保つことができれば、さまざまな奨学金のチャンスがあります。これは個人差があるので、最初から費用のあてにすることはできませんが、200万円ほどを奨学金で埋め合わせた学生もいます。

さらに日本の金融機関では、さまざまな教育ローン、留学ローンがありますし、最近では留学生に貸し出す海外のローンもあります。数百万円をこれらのローンで準備するご家庭もあります。そして残りは家族や親戚のお金です。

学費は単位数で決まっている

ちなみにアメリカの大学の学費のシステムはとても合理的です。コミカレであれば、「1単位いくら」です。

たとえば「1単位3万円」の学校であれば、5単位のクラスなら15万円かかります。これは履修の際に支払います。ですから、ムダなく履修をすることが節約につながるのです。

4年制大学では、「1単位いくら」と決まっている学校と、「18単位までは同じ値段」のように制限内で同一料金の学校に分かれます。いずれにせよ単位を増やすとお金がかかることに違いはありません。

「授業中寝ている」という日本の大学生の話をよく聞きますが、さすがに「この単位に万単位のお金をかけている」「自分のバイト代でこの単位を買っている」となると、授業中に寝たり、簡単に単位を落としたりはできなくなるはずです。

こういった「この授業にこれだけのお金を払っている」という意識は、確実に学生の学習意欲にもつながります。