やっと日本に帰れたがパニック症状に苦しむ

韓国にいた期間中、霊媒師の女性に直接、役事(除霊)をしてもらいました。通訳の人もいるので、個室で3人です。そこで「あなたに従軍慰安婦の霊が憑いてる(から、悪いことが起きてる、病気になってる)」と言われました。

日本に帰ったあとは、鬱のような状態になり、働いたりもしましたが、うまくいかず引きこもることもありました。特に辛かったのがパニック発作で、夜すごい吐き気がしてきて、すごく苦しくて、気持ち悪いのが1時間続いたかと思うと、今度は体が震えだして、涙が止まらなくなって。それまで自分の体で起きたことがないようなことがあって、このまま死ぬんじゃないかっていう恐怖に襲われて、息も吸いづらくなったんです。

怖くなって、母親に、「助けて、救急車呼んで、お願い」って言って、救急車が来るんですけど、病院に着いたらあんまり症状が出てなくって、ほとんど治った感じになっている。そういうパニック症状が何度か現れました。

不信感は募ったがすぐに脱会はできなかった

教会に対しても疑問や不信感が積もるようになって、「もう抜けたい」って自分は思ってたんですけど、それでも抜けることって経済的にもすごく大変だし、家を出なきやいけなくなる。自分は親にネグレクトを受けてきたわけじゃないし、良くしてもらったところもちゃんとあるし、親のことをまだ信じたいって思ってたんですよね。なのですぐに脱会するということではなかったんです。

でも、そうやって苦しんでいる私については、母は私の妹に愚痴っていて、それを知ってすごくショックを受けました。自分が信じていた親に裏切られたっていうことがショックすぎて。そのときに死にたいなって思ったんです。

ほんとうに毎日死にたいって考えてたんですけど、でも死んでも親や教会には都合の良いように解釈されてしまう。「霊界で活躍してる」とか「神様の試練を越えられなかった」とか、好き勝手言われるんだろうなと。自分がいま死んだところで、親って、自分が何を思って死にたかったかとか、ぜんぜん気付いてくれないんだろうなと考えると腹が立って。なので死ぬんじゃなくて、取りあえずこんな家、早く出ようと思いました。