なぜ韓国には根強い反日感情があるのか。韓国生まれの作家シンシアリーさんは「韓国人は自分たちのことを、正当な権利を奪われた優秀な民族だと信じている。その剝奪感が、日本への敵対心や被害者ビジネスに影響しているだけでなく、若者を自殺に追いやっている」という――。

※本稿は、シンシアリー『韓国の借金経済』(扶桑社新書)の一部を再編集したものです。

日本と韓国の国旗
写真=iStock.com/LumineImages
※写真はイメージです

日本人には理解しにくい韓国人の「剝奪感」

まず、日本ではほとんど聞かない言葉ですが、「剝奪感(バクタルカム)」について簡単に説明しますと、「当然、自分のものであるはずのなにかを、奪われたとする感覚」のことです。