外資系メーカー社員が40代でヨガ講師になった理由
最後にご紹介したいのが、第6位の『「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略』。
著者の尾石晴氏は、外資系メーカーに16年勤務し、会社員を卒業。サバティカルタイム(使途用途を決めない学びの休暇)を経てオンライン・ヨガスタジオやスキンケアブランドを立ち上げたのち、2022年春から大学院に進学しました。「ワーママはる」名義での活動をご存じの方も多いでしょう。
本書ではそんな尾石氏が、40歳頃の人に特有のさまざまな“壁”を乗り越え、すこやかに生きていくための人生戦略を教えてくれます。
ポイントは、人生後半を幸せに過ごすために必要な「お金」「つながり」「健康」の3つの要素を満たしつつ、やりがいが持てて自分でコントロールできる「自分業」の準備を始めること。まず、自分がこれまでやってきた仕事を書き出して、それぞれ「お金」「つながり」「健康」を満たしていたかどうか、○△×で評価してみましょう。尾石氏はこのワークを通して、本業1本では「つながり」と「健康」が弱いことに気づき、ヨガ講師としての活動をスタートしたそうです。
「もう40歳か……」と落ち込む方や「今から何か始めるなんて無理」と思う方もいるかもしれませんが、これからの人生で一番若いのは今日この日です。今日から少しずつでも動いておけば、きっと将来のあなたから感謝されるはずです。
今月も、話し方からチームづくり、インボイス制度まで、幅広いジャンルの本がランクイン。来月はどのような本が多く読まれるのか、引き続きチェックしてまいります。