周囲に感謝できなくなった人は不幸に陥る
「うれしい」「楽しい」「美味しい」など、幸福感を感じたときに、それが何によってもたらされたのかを深く洞察することで、自然と「あたりまえではなく、有難いことなんだな」と思える感性が育っていきます。
実はこの「恩」の字は、小学校五年生で習う漢字です。子供のころはあたりまえにできていたことも、大人になるにつれて次第にできなくなっていく。不思議なことです。原因を正しく洞察するどころか、冒頭の例のように自分に、都合の良いように物事を解釈し、横柄になってしまうことさえあります。
周囲のことに感謝ができなくなったときは、不幸に陥っていく黄色信号だと思い、気をつけたいものです。
感謝は幸せを噛み締める力です。知恩を胸に、目の前の一つひとつに感謝できる自分でありましょう。