ムダ遣いを減らすためにも、使った方がいい

ここでも前頭葉の出番です。うまくいけば自信が生まれて、「よーし、つぎはもっとみんなを驚かせてやるぞ」と考えるでしょう。

和田秀樹『60歳から脳を整える』(リベラル文庫)

定年を迎えてからのこういう意欲というのは、人とのつながりやその予算を考えることで生まれてきます。閉じこもって節約しても出力系が刺激されることはまったくないのです。

それからこれも忘れがちなことですが、おカネというのは使うときに使ったほうが節約できます。

「久しぶりに美味しい料理を食べて楽しい時間を過ごしたなあ。けっこう使ったから、今月はちょっと締めなくちゃ」

それぐらいの感覚のほうが、無駄遣いはしなくて済みます。

むしろ、「贅沢してないんだからこれくらいいいだろう」と思って、パチンコをしたり居酒屋で1人でビールを飲んだりする人のほうが、結果として無駄遣いしているのはよくあることです。

写真=iStock.com/taka4332
※写真はイメージです
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