「ちゃんと休む」責任
⑤休息には責任が伴います。あなたの休息時間を守るのは、あなたのパートナーの責任ですが、あなたの責任は実際のところ、ちゃんと休むことです。あなた個人の完璧主義が、あなたの休息時間を床板磨きに使っているのだとしたら、それはあなたのパートナーの責任ではありません。
子どものいるリビングルームでテレビを見るのが楽しくないだとか、1人でシャワーを浴びるスペースを確保することが重要じゃないと言っているわけではありません。私が言っているのは、こうした行動は休息という人間の本質的な欲求を満たさないと言っているのです。
休息は睡眠と同じぐらい大事です。それは本当です。でも、休息は睡眠以下でもありません。ですから、私たちの公平な休息のゴールは睡眠からスタートしました。
睡眠時間を確保する
私たちの最初の子どもが生まれた直後、マイケルと私は週末の朝を分担することで、睡眠時間を確保するようにしました。土曜の朝は私が子どもたちと早起きして、日曜の朝はマイケルが早起きをします。寝ているほうの親は朝の10時まで、寝る、あるいは目を覚ましていたとしても好きなことをしていいことになっていました(それでも寝ることを選んでいましたが)。
マイケルは週末でも数時間は仕事をしなくてはいけなかったので、彼が仕事をしているときは私が家を守ることは当然だとも思えます。しかし、週末の寝ていない時間、あるいは仕事をしている時間は、家族の共同養育の時間であると決めていたのです。
もう一方が子どもの面倒を見るだろうと仮定しても、ふらふらと家から出ていくことはしません。その代わりに、週末に必要なことは何か、何をすべきなのか、義務、そして楽しさを考慮して行動計画を練るのです。
許可を得るということではありません。それは相手をリスペクトすることなのです。一方の犠牲のもとに、もう一方に自動的に自由な時間が与えられるわけではありません。
夕方、マイケルが仕事から家に戻ると、彼はすぐに子どもたちと一緒に過ごしてくれます。私は子どもたちの世話から夕食の支度に入り、そして彼は子どもをお風呂に入れ、寝かしつけをしてくれます。このとき、私は1日の終わりの仕事をするわけです(あとで詳しく説明します)。