「もう死にたい、逃げ出したい」
同時に湧いてきたのが、学校を辞めてどこかへ行ってしまいたいという思いです。
人間はとことん追い詰められると、自分が何に悩んでいるのかもわからないほど混乱してしまいます。
心のなかには絶望しかなく、どうしようもなく苦しいという現実だけが目の前にある。それでもバイトへ行き、学校へ向かい、生活は続けていかなければならない。そんな日々は、小6の頃に自殺を考えたときとは比べものにならないくらいつらいものでした。
バイトから帰ったある夜、僕は限界を迎えました。もう死にたい、逃げ出したいという思いを止められなくなったのです。
しかし、このまま黙って学校を辞めれば迷惑をかけてしまうと考えて、F先生にメールを書くことにしました。1年生のときからずっと担任で僕を気にかけてくれていたF先生に迷惑がかかるのだけは避けなければいけない。そんな思いからです。高校3年生になる直前のことでした。
先生に送った長いメール
頭のなかはまったく整理できていませんでした。でも、ありのままの気持ちを書きました。とても長いメールです。その一部を抜粋します。それでも長文ですが、当時の僕の気持ちがそのまま書かれているので、あえて掲載しようと思います。