なんでもいいから「プラスに感じたこと」をメモする習慣をつける

大切なのは、“生きがいがあるかどうか”ではなく、“自分が楽しいかどうか”です。楽しいかどうかは、周りの価値観とはまったく関係なく、主観で判断するものです。何かを食べておいしい、子どもが成長して嬉しいなどの積み重ねが、日々を楽しくしてくれます。

自分が楽しいと感じる対象がわからない場合は、なんでもいいので“プラスに感じたこと”をメモする習慣をつけてください。おそらく、1日メモしていれば、10個くらいは書けると思います。

意識していないだけで、いっぱい寝て気持ちよかった、パスタの茹で具合がいい感じだったなど、1日の中で楽しい気持ちになることは、たくさんあるはずです。寝る前にメモを見返すと、自分は意外と幸せを感じて生きているということを実感できると思いますよ。

人生に目的なんてない、死ぬまで楽しく過ごせばいい

人生に“目的”や“意味”を持たせたいと考える人は、意外と多いようです。これは、その人が置かれている環境とは関係ありません。

たとえば、誰もが認める学歴があって、世間で立派とされる職業に就いていて、十分すぎる収入を得ている人でも、「人生の目的が見つからない」と悩んでいたりします。目的が見つからないことを理由に、仕事に就いていない、という人もいます。

しかし、人生に目的はありません。目的がないのが当たり前なのです。ただ、死ぬまで楽しく過ごせばいいだけです。

多くの人は、世間になんの価値も残さないで、普通に死んでいくんですから。

なので、スキューバダイビングをやりたい、スカイダイビングをやりたい、宇宙に行ってみたい、南極に行ってみたい、編み物をしたいなど、とにかくやりたいことを書き出してみてください。

写真=iStock.com/Mauricio Graiki
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強い願いじゃなくても大丈夫です。「やりたいか」「やりたくないか」でいえば、「まぁ、死ぬまでにやっておきたいかな」と思うことをどんどんリストアップしていきます。小さなことでも、大きなことでも、思いつくまま書き出せば、少なくとも数十個にはなるでしょう。

そうしたら、そのリストを好きなものから順番につぶしていってください。とりあえずは、死ぬまで楽しく過ごせるんじゃないでしょうか。