相手に直接、どんなデートをしたいのか聞いてみるのもありです。男性はレディーファーストの精神で、自分のことより相手を優先させることがまずは大事です。

もし彼女の希望と自分の好みが合わなくても、あなたが知らない世界を彼女が教えてくれる場合も少なくありません。世界や知識が広がって、「初めて来たけどおもしろかった」と互いの距離感がちぢまることはよくあります。

相性を確かめるシンプルな質問

また、お互いに行きたいところが似ているなら、ベタなデートスポットではなく、どこに行ってもいいと思います。大切なのは対話です。どちらかが希望を一方的に押し付けるのでなく、相手の話をきちんと聞いてデートする場所を決めましょう。

女性の側は、自分の行きたい場所、苦手な場所を素直にはっきりと伝えられるといいですね。本音を話して、怒ったり不貞腐ふてくされたり、自分を尊重してくれない男性なら、とっとと別れて次の相手を見つけたほうがいいです。

地方の婚活者には、「ドライブデート」をしようとする男性がいます。でも、これは避けてください。交際し始めたばかりで、ほぼ知らない男性と車に乗るのは、女性にすごくイヤがられます。ドライブデートができるのは、交際が順調に進み、互いが信用できるようになってからと心得ましょう。

デートに出かけたい場所がまったく合わず、一緒にいても楽しくなく、無理をしているなあと感じたら、それは相性がよくないということ。早めに交際を終わらせて、新しい出会いを探してください。

横井睦智『オタク婚活はじめます』(すばる舎)

相性の悪さというのは、努力してもどうすることもできません。知的感覚がズレているからです。知的感覚は「休日に何をしている?」と質問すればすぐわかります。

「本を読んでいる」「映画を観ている」「掃除をしている」「買い物に行く」「パチンコに行く」など、人それぞれでしょう。休日に「本を読んでいる人」と「パチンコに行く人」は、知的感覚が明らかにズレています。だから、相性が合わず、一緒にいても楽しくありません。

今まで結婚を果たしたカップルをたくさん見てきましたが、ほとんどの男女の知的感覚は似通っています。デートというのは、楽しむことも大事ですが、互いの知的感覚を照らし合わせる場だとも言えます。

この照合が早いカップルほど、交際をスムーズに進めることができるのです。

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