人工肛門を隠しているのはかえって恥ずかしい

自分自身が人工肛門をつける経験をしなければ、オストメイトがどのような生活をしているのかといったことを考える機会もなかったはずです。身をもってそこにふれられたのはいい経験だったと思っています。

桑野信義『がんばろうとしない生き方 大腸がんになって見つけた笑顔でいる秘訣』(KADOKAWA)

いろいろと調べましたが、普通に仕事をして、普通に生活しているオストメイトはたくさんいます。

旅行などができるのはもちろん、気をつけるべき点を気をつけて、マナーを守れば、温泉にも入れます。人工肛門をつけてから、恋愛して結婚や出産をしている人もいるようです。

そういうことがわかってくると、人工肛門をつけていた事実を隠そうとするのはかえって恥ずかしいことのような気がしてきました。

だからもう、人工肛門について話すことにためらいはなくなったんです。

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