義母がコロナに

2021年2月前半、義母がデイサービスでコロナをもらってきた。デイサービスはしばらく閉鎖に。濃厚接触者となった七瀬さん一家は、急遽隔離生活に突入。

しかし認知症の義母は、事態を理解しているのかしていないのか、「なるべく自室から出ないで」「出るときはマスクをして」とお願いしているにもかかわらず、マスクなしで家の中をウロウロ。

さらにちょうどこの頃、義母の深夜徘徊が始まる。当然マスクを付けず、トイレに入っても手を洗わない義母によって、家中コロナウイルスだらけに。七瀬さんは、義母を入院施設やホテルなどに隔離してもらえないか保健所に相談したが、取り合ってもらえない。

その数日後、今度は義父がコロナ陽性に。これにより自宅療養期間が1週間伸長。

「義父はともかく、義母は認知症のせいか、高熱が出ていても元気で、毎晩のように徘徊するので大変でした。私と夫と子供たちは陰性で、全く元気なのに2週間ずっと陽性者と同じ家の中はつらすぎました……」

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ところが数日後、ついに七瀬さんまでコロナ陽性に。

「陽性者になってからというもの、こちらから連絡しても、熱や咳に苦しんでいるのに特に薬も出してもらえず、経過観察のために、指示されたサイトに入力するように言われるだけ……。なるほど、自宅療養中のコロナ患者が亡くなるわけです。『自宅療養』ではなく『自宅放置』の間違いなのでは? と思いました」

もちろん、入院やホテル療養などの案内もなく、義両親と夫、子供たちと24時間、家の中で過ごしたが、2月後半に入り、ようやく無事元の生活に戻ることができた。

「インフルエンザに続き、また義父母のせいで私たちが被害に遭うパターン。このときほど『同居は百害あって一利なし!』と思ったことはありません。同居していなければ、しなくてすんだ夫婦げんかもたくさんありました。『同居する男なんてしょせんマザコン野郎だから、親の味方は当たり前』と、できれば同居する前に教えてほしかったです。世の中、『同居=親孝行』と勘違いしている男性が多いですよね。本当に子供の幸せを願うなら、親は、子供が将来出会うであろう伴侶のためにも、同居だけはさせてはいけないと思います」