面倒なことをしなくていいインデックス投資
もしかしたら、「株式投資って決算書とか財務三表とかを読み込んで、どの企業の株が値上がりするか、タイミングをチェックしないといけないんでしょ? そんなの無理!」と思ったかもしれません。
でも「インデックス投資」なら、そんな面倒なことをする必要ないんです。
インデックス投資とは、「日経平均株価」や「TOPIX(東証株価指数)」などの値動きに連動した投資成果を目指す投資手法のこと。
そして、こういった株価指数をベンチマーク(投資する際の比較対象)にして、パッケージ化されたのが「投資信託」と「ETF」です。
ネット証券なら100円から始められる投資信託
投資信託とは、個人や機関投資家などから集めたお金を投資信託(ファンド)の運用会社が投資家のかわりに、国内外の株式や債券などで運用してくれる金融商品のことです。
運用に成功すると、その運用益は投資した口数に応じて、個人や機関投資家の利益になります。
個人投資家にとっては、ネット証券ならたった100円から、という非常に少額な資金から投資できるという点にメリットがあります。
小さなお金をたくさん集めて大きくし、ファンドがまとめて投資に回すというイメージです。
投資信託は運用先の決め方によって「インデックス型」と「アクティブ型」に分かれます。
インデックス型は、株価指数(インデックス)に連動する成績を目指すファンドです。株価指数とまったく同じような値動きをするように投資するだけなので、銘柄選別などに人手や労力がかかりません。
一方、アクティブ型はファンド・マネジャーと呼ばれる運用のプロが自らの裁量で投資方針や投資する銘柄を決めるので、運用成績はファンド・マネジャーの腕次第になります。
なお、アクティブ型はファンド・マネジャーの人件費がかかる分、インデックス型に比べて投資信託の購入や維持にかかる手数料が高くなるという欠点もあります。