韓国経済のネック「ここ20年で出生率が4割減、00年1.47→20年0.84」

なお、韓国についてはもう1つ重要な問題を指摘しておきたいと思います。少子化が急激に進んでいるということです。

合計特殊出生率というのは1人の女性が一生の間に生む子どもの数ですが、日本の2020年の合計特殊出生率は1.34で、前年から0.02ポイント下がって5年連続のダウンとなりました。1.34は2007年以来の低水準でもあります。

この日本以上に少子化が深刻なのが韓国なのです。2020年の合計特殊出生率は0.84と過去最低を更新しました。2000年には韓国が1.47、日本が1.36だったのですが、日本は以後も1.4前後で推移し、2020年は1.3台を維持しました。

写真=iStock.com/PonyWang
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韓国は2011年に1.24、2013年に1.19、2017年に1.05まで落ち、2018年にはついに1を割り込んで0.98となったのです。

少子化が急激に進んでいくと、経済もそれだけ悪化してしまいます。少子化が進んでいる隣国同士なのですから、お互いの経済の悪化を緩和するためにも日韓両国には関係を改善することが求められると思います。

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