オミクロン株の実態を早期に解明し経済活性化に舵を切れ

全世界でオミクロン株の感染拡大が続いていますが、最初に感染拡大した南アフリカなどでは感染がピークアウトしたとの報道もあります。イギリスでも同様です。米国はじめ、かなりのデータが出ていると思いますが、日本国政府もオミクロン株の特性を早期に把握し、それに応じた対応策をとってほしいものです。

現状、オミクロン株は、感染力は非常に強いものの、重症化リスクはそれほど高くないと報道されています。でも、専門家の中には、感染者数が増えれば、医療逼迫ひっぱくを招くということを発言している人がいます。確かに、母数が増えれば、重症者数が増え、医療が逼迫する可能性はあるでしょう。ただ、ここで大事なのは、その確率がどれくらいのものなのかということです。それを推計するのが政府や専門家の仕事ではないかと思います。「危ない、危ない」と言うだけなら誰でも言えます。

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ワクチンや経口薬の入手で手間取っている上に、データ分析もできないのかとあきれているのは私だけではないはずです。

もちろん、各人や各企業が感染防止に努めなければならないことは言うまでもありませんが、政府は、医療関係者に押されて過度の規制をかけ、その一方でそれほど機能しないバラマキばかりをするのではなく、状況を正確に見極め、それに応じた感染対策と経済対策をバランスよくやってほしいと、多くの国民は願っているのではないでしょうか。

一方、輸入物価が前年比で40%以上も上がり、企業物価も9%に達しています。外圧でのインフレが迫っている中、政府は景気へのさらなる配慮が必要です。

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