Q:日食ってなに?

A:地球と太陽の間に月が入って、太陽をかくすことだよ。

【これでわかる! 3つのポイント】

図版=左巻健男『1日1ページで小学生から頭がよくなる! 科学のふしぎ366』(きずな出版)より

1)月が太陽の光をさえぎってしまう

ものに日光があたると、影ができるね。影のなかに入ると太陽が見えなくなる。月が地球と太陽の間に入って月の影に入った地域では、太陽が欠けたり(部分日食)、まったく見えなくなったり(皆既日食)する。これが日食だよ。

2)太陽と月、どっちが大きく見える?

太陽は月の400倍くらい大きいけど、太陽は地球と月の距離の400倍くらい遠くにある。だから地球からは太陽と月はほぼ同じ大きさに見える。月と地球の距離はつねに変わるから、月のほうが大きく見えたり、小さく見えたりするんだ。月が小さく見えるときに日食が起きると、月の周りに太陽がはみ出る金環日食になるよ。

3)なぜ、日食は毎月起こらないの?

月が地球のまわりを回る通り道が、地球が太陽のまわりを回る通り道とおよそ5°かたむいているんだ。だから、太陽、月、地球とならんでも、月の影がずれると日食にはならないよ。

おまけ 日食は1年に2回から4回、多い年には5回、地球上のどこかで起きている。
関連記事
「3年ぶりの皆既月食はスーパームーン」5月26日の夜空はコロナ禍の癒やしとなる
「ついに火星に到着も、ロケット残骸が落下」中国の乱暴すぎる宇宙開発が止まらない
「聖徳太子が祈った同じ場所で拝める」日本最古・飛鳥大仏が国宝指定されない歴史的理由
堀江貴文「メールに"お世話になっております"と書く人は最悪だ」
子どもに月経や射精について話すときに「絶対使ってはいけない言葉」2つ