「コントロールできること/できないこと」の整理でリスクを縮小する
人生には、自分でコントロールできることと、できないことがある。
住宅ローンに関連することで言えば、景気の動向や住宅ローン金利の動きは、コントロールすることができないし、勤務先の業績が下がれば否応なく給料がダウンすることもあるかもしれない。
一方、マイホームを買う時期や物件の予算、ローンの借入額などは、自分でコントロールすることができる。
このように「コントロール不可能なこと」と「コントロール可能なこと」を整理してみると、住宅ローンという多額の借金をするにあたって、できる限りリスクを減らす方法が見えてくる。
それは、「コントロールできないことを少しでも減らす」こと、そして「コントロールできる要素に適切に対処する」ことだ。頭金を十分に貯めてから買う、転勤の可能性が低い年齢になったら買うといった「適切な対処」で、住宅ローンのリスクはぐっと小さくすることができることを知っておいてほしい。