重ね着は「4枚まで」におさえたほうがいい
そして暖かさを保つためには、重ね着は4枚までに。5枚以上着込むと空気層がつぶれて、保温性が低下するという研究があるのだ。
「表面積が大きいところを覆うことも大切」と潮田教授が補足する。
「腹巻などよりは、手や足などの表面積が大きいところを覆うほうが熱が逃げにくく、保温性が高くなります。頭は脂肪がないので他の部分より断熱性が低いです。ですから帽子をかぶると暖かさを感じやすいでしょう。同じく首元も寒さを感じやすい場所なので、マフラーをしていると体感温度が高くなります」
「保温性が高いこと」と「寒さを感じにくい」のはイコールではないため、体温を下げないという目的なら、「手袋」「靴下」が第1選択、次に「帽子」、そして「マフラー」の着用を。
しかし最も重要なのは、体に密接する肌着。自分がよく手にとってしまう衣類はどんな繊維で作られているだろうか。お気に入りの一枚を見つけたい。