「やりたいことが見つからない」若手が抱く疑問に答える

最後にご紹介したいのが、第18位『カイシャインの心得』です。

山田理『カイシャインの心得』(大和書房)

本書の著者は、クラウドベースのグループウェアや業務改善サービスを提供するサイボウズの副社長であり、「100人100通りの人事制度」づくりの発起人でもある山田理氏。そんな山田氏が、「若い人が仕事をしていく中でぶつがりがちな疑問」に答えていきます。

山田氏が答えるのは、「やりたいことが見つかりません」「好きなこと、得意なことって仕事になるんでしょうか?」「自分の仕事に意味が感じられません」などといった働き方の悩みから、「私の上司は質問しづらい」「上司とソリが合いません」などといった人間関係の悩みまで。どれも「あるある」とうなずけるようなものばかりではないでしょうか。

新型コロナウイルスの感染拡大により、働き方に大きな変化が起きている今、これからの仕事や働き方に悩んでいる方も多いでしょう。そんなときは、本書にヒントを求めてみてはいかがでしょうか? きっと、新たな視点が見つかることでしょう。

今月も、食べ方や話からからアドラーの名著まで、幅広いジャンルの本がランクインしました。先月第4位だった『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』(越川慎司著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)が今月は第2位、第14位だった『学びを結果に変える アウトプット大全』(樺沢紫苑著、サンクチュアリ出版)が今月は第9位、第19位だった『世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』(高橋ダン著、かんき出版)が今月は第20位と、先月に続いて多くの方に読まれております。来月はどのような本が多く読まれるのか、引き続きチェックしてまいります。

関連記事
要約サイトで人気だった「11月のビジネス書」ベスト20
AI分析で判明、「上位5%社員」と「それ以外95%」の行動習慣はここが違う
何千人もの死と向き合った納棺師が教える、人生を豊かにする「たった一つの問い」
「製作費210億円のムーランが大コケ」中国依存を強めるディズニーの大誤算
東大生が断言「頭が悪くてすぐにググる人はもっと頭が悪くなる」