受験は自立のためのステップでしかない

私は受験に反対しているわけではありません。むしろ賛成派です。ただ、受験勉強に必死に取り組んでいるうちに、親子とも、受験で合格を勝ち取ることがゴールにならないように警告しているのです。受験は子どもの自立の一つのステップでしかありません。次のステップに進むためのトレーニングとして受験をするのです。

受験後の「Burn out /燃え尽き症候群」を防ぐには、困難や逆境に直面したときに「絶対に負けない!」とあきらめずに努力を継続していくメンタルタフネスを育てることが不可欠です。そのためには自己肯定感の土台を大きくすること、そして、「勉強以外の強み」や「特技」を持たせてあげることが不可欠なのです。

スポーツ、音楽、アート、ダンス、将棋、囲碁、チェス、マジック、ルービックキューブ、ユーチューバー、プロゲーマー、漫才、落語、なんでもかまいません。子どもの「好き」や「やりたい」を見つけて、「強み」や「特技」に引き上げることをぜひ実践してください。特技は子どもを燃えつきから救い出してくれます。

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