いま、ホストクラブでの感染が増えている
そんな、自粛解禁のお祭りムードが広まりつつある東京で、特に大きな悩みとなっているのが「夜の繁華街」だ。
都などによると、ホストクラブやガールズバーなどに関わる人が感染するケースの増加が見られている。5月19~25日かけて感染が確認された48人のうち、約1割の5人が夜の繁華街での接待を伴う飲食業の従業員やその客だったが、5月26~6月1日には、感染者90人のうち、およそ3割にあたる26人にものぼった。とくに若い世代での感染が目立つという。
新宿・歌舞伎町でホストクラブを経営している男性は、プレジデント編集部にこう実情を明かす。
ホストは開くが、キャバは躊躇する理由
「キャバクラでは開けていない店はまだポツポツありますが、ホストクラブはほぼ再開していますね。というのもキャバクラは店を開けても、まだそんなに客がこないのですよ。女の子がラインで男を誘っても、“まだやめておくよ”と冷たい返事が多いようですね。妻帯者もいれば、会社員もいますし、自粛ムードは続いています。一方でホストクラブでの様子は全然違います。そもそもうちの店なんかも売り上げの9割は”ホス狂”の女の子です。そういうホス狂の女の子たちにコロナなんて関係ないですよ。うちも売り上げはかなり戻ってきています。」
ホストクラブでの接待は、国がさんざん注意を促してきた3密そのものだろう。そんな話を聞くと、どんな感染症対策をとっているのか気になる。