妻の酒井と弟子による「車中わいせつ行為」
「立川企画」を離れ、独立した後、芸能事務所ワタナベエンターテインメント(通称ナベプロ)に所属するのだ。当然だがナベプロは志らくを一タレントとして考える。バラエティに出たり、ワイドショーのコメンテーターとして起用されるようになった。中途半端な毒舌が茶の間に受け、50代にして人気が出たのである。
それを見たテレビ局が、何を考え違いしたのか、朝のワイドショーのMCに迎え、志らくも喜んで、それに飛びついたように見えた。
雉も鳴かずば撃たれまい。週刊誌は落語家としての志らくには見向きもしないが、茶の間の人気タレントとなれば、少しは商品価値があるとみなす。週刊文春(3/12号)が、「立川志らく(56)アイドル妻(38)と弟子の自宅前『わいせつ』行為」を報じるのである。
深夜、酒井莉加と志らくの弟子が狭い車の中で、「女は男の股間に顔を埋めた。頭が上下すること数分」と、目撃譚を書かれてしまうのだ。文春によれば、2人は夫婦同然だそうで、子どもを連れてランチに行くなど、志らくなど存在しないかのような行動をとっているそうだ。
その弟子以外にも、彼女が好きになって追いかけた別の弟子は、志らくに知られ、破門されて一門を離れたが、精神的におかしくなってしまったという。
「離婚は1億%ない」といい切った
酒井は文春の直撃に対して、
「問題があったとしたら、酔っ払った私の責任です。お弟子さんは私にとっても息子(のような存在)。私は酔っ払って、チューとかハグしちゃう。交遊関係もなくてそういうことしちゃう私の頭がおかしいんです」
と、少しろれつの回らない口調で語っている。志らくのほうはというと、
「妻のことは信じてるし、まあ、この程度のことだったらば、夫婦の絆は壊れない。酒飲んでいきすぎちゃったってだけのこと。離婚とかにはならないんで」
これだけの“行為”を、志らくは「この程度」といったのである。
文春が発売された翌日の「グッとラック!」でも志らくは、「離婚は1億%ない。妻を命がけで守る」といい切った。
志らくの度を超えた寛容な対応は、2人を多少知っている私には違和感があった。
文春は次の号でも、酒井の男狂いの話を追いかけている。志らくが怒って破門した弟子に宛てた自筆の恋文にはこう書いてある。
「宇宙一好きなのでケイタイを送ります。(中略)好きをあきらめない事に決めました。苦しい、毎日。“酒井莉加”をやめたい」
これでは、落語の「紙入れ」で、女房を出入りの若い奴に寝取られても気づかない、バカな旦那と同じではないか。