「礼儀正しさ」が職場のパフォーマンスを上げる

今月の第1位は『Think CIVILITY』でした。本書を読むと、「優秀な人」のイメージが変わるかもしれません。

クリスティーン・ポラス著、夏目大訳、『Think CIVILITY』(東洋経済新報社)

一般的に優秀な人というと、発言力が強く、周りをグイグイ引っ張って仕事に邁進まいしんする人が想像されます。また、役職が上の人間は、ある程度威厳があったほうがいいと考える人もいるでしょう。ですが本書によると、それは誤った考えなのです。

著者クリスティーン・ポラス氏は、活気ある職場づくりをモットーにさまざま活動をするなかで、礼儀正しさこそがすべてのカギだと悟りました。礼儀正しさはその人の評価を向上させるだけでなく、職場全体のパフォーマンス向上にもつながります。

礼節の大切さはわかっていても、忙しさからおろそかになってしまうこともあるかもしれません。ですがそれを守るための努力がどれだけ大切なのか、本書を読むとあらためて実感できるはず。自分自身や周囲の人たちの礼節が気になったとき、ぜひお読みいただければと思います。

時間がなくても本を読むことはできる

メンタリストDaiGo『知識を操る超読書術』(かんき出版)

第2位は『知識を操る超読書術』。本書で語られるのは、1日に10冊から20冊を読むというメンタリストDaiGo氏の読書術です。

といっても「速読」をすすめる本ではありません。実は「速読」は、科学的に効果がないとされています。代わりに本書で推奨されているのが「スキミング=拾い読み」。読む本や読む箇所を減らし、読むべき場所を集中的に読んでアウトプットすることで記憶に定着させるという方法です。

「1ページ目から順に読んでいくのが本の正しい読み方だ」と私たちは教え込まれてきました。ですが本書に書かれている方法を実践していけば、もっと軽やかに本と接することができるようになります。「本は読みたいんだけど時間がない」という人は、まずこの本から読みはじめてみてはいかがですか。その後の読書体験が変わるはず。