「ねんきん定期便」でもらえる額を試算する

では実際に、自分がもらえる年金額を確認するために「ねんきん定期便」も確認しましょう。

50歳以上の方は、60歳まで働いたときの受給見込額が書かれています。一方、50歳未満の方は、次のようなちょっとややこしい計算式を必要とします。

50歳未満の方の「ねんきん定期便」には「加入実績に応じた年金額(年額)」という箇所があります。そこに70万円と書かれていたとしましょう。そして60歳まであと15年は年収500万円で働くと仮定します。

この場合の年金額は、次のように計算されます。

年金額=70万円+2万円×15年+500万円×15年×0.005481=約141万1000円(年)
坂口孝則『日本人の給料はなぜこんなに安いのか 生活の中にある「コスト」と「リターン」の経済学』(SB新書)

2万円というのは、給料でいうところのベースアップのような概念です。また「0.005481」という乗数は、年金の支給額を計算するときに用いられるものですが、正直、誰も根拠まではわかっていません。私たちは学者ではないので深く考えずに、この数字を受給額の試算に使っておけば、現状問題ありません。

この141万1000円を12(カ月)で割り算すれば、現時点では月に約12万円の年金を受け取れることがわかります。

なお、これはあくまで仮の数字です。前述のとおり、受給額の平均値は厚生年金で16万円、国民年金で6万5000円くらいです。ご自身の年金受給額の詳細を知りたい場合は、「ねんきんネット」というウェブサイトでも見込額を試算できます。

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