通勤時&仕事中に災害発生! 何をすべきか何をしてはいけないか

【状況別地震対策1:会社で】凶器になるキャスター付きの重量機器に注意!

会社は比較的じょうぶな建物の中にあるはずなので、落ちついて行動しましょう。ガラスが破損する危険性があるので、窓から急いで離れるようにしましょう。書類棚やロッカー、キャスター付きコピー機などにも気をつけて。地震による大きなゆれがおさまったら、オフィス内の安全確認、火の元の確認を行います。その後、避難しましょう。

【状況別地震対策2:地下街で】地下街はパニックにならなければ意外に安全
草野かおる『新みんなの防災ハンドブック』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

地下街はじょうぶにつくられています。あわてず、太い柱や壁に身を寄せて様子を見ましょう。もっとも怖いのは、火災とパニックです。火災が発生したら冷静にまわりの人と協力して消火活動をしましょう。避難するときは身をかがめてハンカチで口をふさぎ、壁づたいに避難しましょう。

地下街では60メートルごとに非常口が設置されています。落ちついて、すいている出口を探しましょう。また、非常口にたどり着いてもいきなり屋外には出ず、必ず周囲の状況を確かめてから外に出るようにしましょう。