地下鉄や電車に乗車中に地震にあった時に助かる方法

【状況別地震対策3:電車で】パニックにならず車内放送に耳をすます

電車は強いゆれを感知すると緊急停車します。座席に座っている場合は、低い姿勢をとって頭をカバンなどで守りましょう。立っているときは、手すりやつり革かわをしっかり握って転ばないようにします。停車後は乗務員の指示に従いましょう。

とはいえ、北海道のトンネル脱線事故では、乗務員がマニュアルにこだわりすぎて、煙が発生しているのに火災が起きるかもしれないということを想定せず、乗客を危険にさらしてしまいました。時と場合によっては、自分で考え、助け合って行動しましょう。

【状況別地震対策4:地下鉄で】場所によっては水が流れこむ危険も

地下ということで、不安感が増す地下鉄。地下鉄が緊急停止した時は、勝手に線路に飛び出さず、乗務員の案内を待ちましょう。地下鉄のドアは非常用のドアコックで開きますが、高圧電線に接触感電したりする恐れがあります。

また、「海抜ゼロメートル地帯」や「海岸地域」などは津波や河川の水が流れ込む危険性があります。津波がくるまで、またトンネルを通じて浸水してくるまでには、それなりに時間がかかります。パニックにならず、冷静に行動すれば避難できます。