「ハプニング解散」の可能性はなお残っている
19日の党首討論で立憲民主党の枝野幸男代表や国民民主党の玉木雄一郎代表が、衆院解散を求めずに討論を終えるということがあり得るのだろうか。国会会期末に野党が内閣不信任決議案を見送ることがあり得るだろうか。
腹の中では、衆院解散の可能性につながるようなことは避けたいと思っていても、会期末に弱腰の姿勢のままでは選挙戦の出ばなをくじかれてしまう。ここはリスクを承知で解散を迫るという道を選ぶと考えた方が自然ではないか。
一方、安倍氏は党首討論や内閣不信任決議案で野党から挑発を受けた時、冷静でいられるだろうか。強気で鳴る安倍氏のこと。今は同日選を見送るつもりでいたとしても、まさにハプニング的に解散の道に進むことだって十分あるのではないか。
少なくとも「26日の今国会会期末までは、何があるか分からない」と覚悟を決めるのが正解ではないか。